ヘリテージ~受け継がれるもの

日本の世界遺産や国宝・文化財など未来に残すべきものについてまとめています。

鹿苑寺(通称:金閣寺)と慈照寺(通称:銀閣寺)

日本の世界遺産文化遺産
№3.古都京都の文化財京都市宇治市大津市)~鹿苑寺(通称:金閣寺)と慈照寺(通称:銀閣寺)

日本で5件目の世界遺産として京都府京都市宇治市滋賀県大津市の2県3市に点在する構成資産17件(寺13、神社3、城1)から成る古都京都の文化財京都市宇治市大津市)が1994年、世界遺産として登録されました。なお、文化遺産としては3件目となります。 その中で鹿苑寺(通称:金閣寺)と慈照寺(通称:銀閣寺)についてみていきたいと思います。

M 鹿苑寺(通称:金閣寺

鹿苑寺は、鎌倉時代に造られた貴族の別荘を将軍を退いた足利義満が譲りうけ、別邸北山殿に造り替えたもので、義満の死後、遺言により夢窓疎石を開山とする禅寺鹿苑寺となりました。舎利殿金閣」が特に有名なため一般的には「金閣寺」と呼ばれています。

金閣を建て、山上に展望所を建てるなど西芳寺にならった構成をとっています。公家文化、武家文化、仏教文化が調和した華麗な建築であり、義満の権威と王朝への憧れを示しているようです。  

応仁の乱(1467〜1477)で大きな打撃を被り、江戸時代には寺院組織によって金閣及び庭園の修理がなされています。1950年には火災により、義満の時代から唯一残っていた金閣が焼失(当時国宝、焼失により指定解除)しましたが、庭園を構成する重要な庭園建築として1955年に1904年の修理事業において作成された詳細な図面を用いて再建されました。さらに、1987年には修理工事が施され、1988〜1990年には消防施設を中心とした防災工事がされ、放水銃等が完備されました。 

 

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Ma 鹿苑寺庭園 特別名勝指定年月日1925.10.08 建立年代14世紀

衣笠山を借景に、鏡湖池に様々の名石を据えた池庭です。池に向かって三層の豪華な舎利殿があります。

N 慈照寺(通称:銀閣寺)

足利義政が1482年東山山麓に造営した別邸東山殿を、義政の死後、臨済宗の寺院となり義政の法号慈照院にちなんで慈照寺と名付けられました。銀閣寺の名前の由来は江戸時代、金閣寺に対し、銀閣寺と呼ばれるようになったといわれています(金閣寺は金箔が貼られていますが銀閣に銀箔は貼られていません)。東山殿も西芳寺をモデルに、池を囲むように観音殿(銀閣)、持仏堂(東求堂)等の建物が建てられ、文化人のサロンとして賑わっていました。

16世紀中期に兵火のために一時荒廃しましたが、17世紀中期に方丈、庫裏等を再建し、庭園、諸堂の修理がされました。18世紀中期には東求堂、後期には銀閣、方丈等の修理、19世紀前期にも東求堂の修理が行われ、19世紀後半に東求堂、方丈、銀閣の修理、庭園の整備が行われました。1914年に銀閣の半解体修理が行われ、1965年に行われた東求堂の解体修理に伴う調査によって創建当初の姿が判明し復原されています。庭園については、1931年、山腹に石組、敷石等が発掘され、1987年にお茶の井庭園として復原整備されています。

庭園が特別名勝に、銀閣及び東求堂が国宝に指定され世界遺産にも登録されています。

N1 銀閣 国宝指定年月日1900.04.07 建立年代1489

別荘の中心となる楼造りの建物で、下層は書院風、上層は仏堂風につくられ、屋根は宝形造、柿葺で頂部に鳳凰の飾りがある二層の楼閣です。

N2東求堂 国宝指定年月日1903.04.15 建立年代1486

約7m四方の入母屋造、檜皮葺の守護仏をまつる持仏堂と、将軍の書斎を兼ねた建物で、背面東側の4畳半の部屋「同仁齋」に設けられている付書院と違棚は現存する最古のものであり、書院造の源流と位置づけられています。

Na 慈照寺庭園 特別名勝指定年月日1925.10.08

鏡池銀閣を中心に多くの名石、樹木があしらわれた廻遊式の庭園で、石組の細部などにきめ細かい趣向が凝らされています。15世紀から16世紀の戦国時代に荒廃していたものを1615年に改修したものと考えられている。

※( )付の数字で示された建造物は、国宝もしくは重要文化財に指定された建造物に付随するものとして、国が指定した文化財である

関連資料

世界遺産一覧表記載推薦提案書(文化庁)

文化遺産オンライン(文化庁)

臨済宗相国寺派

臨済宗(臨濟宗、りんざいしゅう)は、日本仏教においては禅宗臨済宗曹洞宗黄檗宗)の一派です。禅宗では、釈迦が悟りを開いた瞑想法である「座禅」を体験することで悟りの可能性を目覚めさせ、悟りの境地に達することを目指します。最初に日本に禅を伝えたのは栄西禅師の臨済宗です。

相国寺派は1382年、夢窓疎石により始まり、本山は足利義満により建立された京都の相国寺です。鹿苑寺金閣寺)と慈照寺銀閣寺)も相国寺派に属しています。

本願寺(西本願寺)と真宗大谷派(東本願寺)

日本の世界遺産文化遺産
№3.古都京都の文化財京都市宇治市大津市)~本願寺

日本で5件目の世界遺産として京都府京都市宇治市滋賀県大津市の2県3市に点在する構成資産17件(寺13、神社3、城1)から成る古都京都の文化財京都市宇治市大津市)が1994年、世界遺産として登録されました。なお、文化遺産としては3件目となります。 その中で本願寺についてみていきたいと思います。

P.本願寺

現在の本願寺は1633年頃に整えられたものです。以後、1657年に黒書院建立、17世紀末に南能舞台建立、1760年に本堂再建と諸建物が随時建立されるとともに、1811年、1848年、1861年、1911年に主要堂宇の修復が行われ、近代には、1909年飛雲閣、1927年北能舞台、1953年黒書院及び伝廊、1959年書院、1984年本堂の解体、半解体修理をはじめとする修理事業が行われています。現在、本願寺には桃山文化を代表する建造物や庭園が残り、聖人自筆の著述や影像等の法宝物、建造物など、宗教的にも歴史的にも価値の高い重要な文化財が数多くあります。書院、黒書院及び伝廊、唐門、北能舞台飛雲閣が国宝に、大書院庭園が特別名勝に指定されているほか、日本における最大級規模の木造建築である本堂、大師堂、能舞台、鐘楼、浴室、玄関・浪之間・虎之間・太鼓之間の建造物が重要文化財に、滴翠園が名勝に指定され、世界遺産に登録されています。

P1 飛雲閣 国宝指定年月日1897.12.28 建立年代17世紀 

門主休息の楼閣で、滴翠園の池に面して建つ三層の楼閣で、京都三名閣(金閣銀閣)の一つです。変化に富んだ屋根(三層は起りのある(凸型に勾配の中心がふくらんでいる屋根)宝形、二層は起りのある寄棟の三方に軒唐破風付、初層は反りのある(凹型に勾配の中心がへこんでいる屋根)入母屋を基本に北面西側に入母屋、東側の舟入りには唐破風造)や、さまざまな形態を配した窓など奇趣に富み、桃山時代の粋を集めた造りと言えるでしょう。 

P2 唐門 国宝指定年月日1898.12.28 建立年代17世紀前半 

対面所への最も格式の高い入口の屋根は入母屋造りで、最も格調高い檜皮葺平入りの屋根を持つ四脚門を基本に、前後の軒を大きな唐破風とし、多くの彫刻や飾金具によって豪華に飾られています。別名「日暮らし門」とも呼ばれています

P3 書院 国宝指定年月日1898.12.28 建立年代1618 

1618年に建てられた、豪壮華麗な書院造の様式の代表的なもので、公的な接客の場である対面所と私的な場である白書院とから構成されています。対面所の一部は畳を取り除くと能舞台となる構造となっています。

P4 玄関、浪之間、虎之間、太鼓之間 重要文化財指定年月日1904.02.18 建立年代17世紀前半 

書院への入口及び御成りの場となる殿舎です。

P5 浴室 重要文化財指定年月日1908.08.01 建立年代17世紀前半 

数寄屋風の浴室となっています。

P(1) 廻廊 重要文化財指定年月日1908.08.01 建立年代17世紀前半 

浴室と飛雲閣をつなぐ廊下 

P6 北能舞台 国宝指定年月日1908.08.01 建立年代1581 

1581年に造られた書院の北側にある現存する最古の能舞台一般の能舞台が切妻造であるのと異なり、入母屋造の破風を正面に向けている。

P7 鐘楼 重要文化財指定年月日1910.08.29 建立年代1618 

梵鐘をつるす建物 

P8 能舞台 重要文化財指定年月日1910.08.29 建立年代16世紀後半 

能、狂言の舞台 

P(2) 橋掛 重要文化財指定年月日1910.08.29 建立年代16世紀後半 

楽屋から舞台への通路

P9 本堂 重要文化財指定年月日1913.04.14 建立年代1760 

中央に阿弥陀如来の木像、両脇にインド・中国・日本の七高僧の内、龍樹菩薩・天親菩薩・曇鸞大師・道綽禅師・善導大師・源信和尚の六師を、両余間に法然聖人と聖徳太子の影像を安置しています。(阿弥陀堂

P10 大師堂 重要文化財指定年月日1913.04.14 建立年代1636

中央に親鸞聖人の木像、両脇に本願寺歴代宗主の影像を安置し、両余間には十字名号(帰命尽十方無碍光如来)と九字名号(南無不可思議光如来)を安置しています。(御影堂)

P11 黒書院 国宝指定年月日1913.04.14 建立年代1657 

1657年完成と伝えられる法主の住房と考えられています。黒書院は茶の湯のための部屋を含む数寄屋風書院の代表的な遺構で、中心となる一の間・二の間には、畳床、付書院、透彫のある違棚、欄間をはじめとする書院造の要素がしつらえてあります。

P12 伝廊 国宝指定年月日1913.04.14 建立年代1657 

伝廊は黒書院と対面所をつなぐ複廊です。

Pa 本願寺大書院庭園 特別名勝指定年月日1934.12.28 建立年代17世紀前半

虎渓の庭と呼ばれる大書院の東側にある枯山水式庭園で、滝、渓流、海を表した単純明快な構成ですが、色石やソテツを用いるなど派手で大胆な桃山時代の豪華さが表れています。 

Pb 滴水園 名勝指定年月日1958.06.12 建立年代17世紀前半

飛雲閣と黄鶴台とを主景とする池庭と隣接する茶庭からなる庭園

※( )付の数字で示された建造物は、国宝もしくは重要文化財に指定された建造物に付随するものとして、国が指定した文化財である

関連資料

世界遺産一覧表記載推薦提案書(文化庁)

文化遺産オンライン(文化庁)

拝観について

本願寺にはどなたでもお参りいただけます。

〒600-8501
京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町
TEL (075)371-5181(代)
FAX (075)371-5310

 

本願寺は秀吉の命に応じ、寺基を度々移転していました。最後に京都六条堀川の地(現在の西本願寺)に移転して間もなく顕如上人が他界し、長男・教如(きょうにょ)上人が跡を継ぎましたが、三男の准如(じゅんにょ)上人にあてた譲状があり、末子の准如本願寺住職を継職すべきとのことから、教如上人は隠退して裏方と呼ばれました。その後、教如上人は徳川家康に接近し、家康から烏丸七条に寺地を寄進されここに御堂を建立しました。ここに、覚如上人以来、親鸞聖人の法統を護持してきた本願寺は、教如上人が継職された東本願寺の起源で、この時から本願寺が西と東に分立することとなりました。

東本願寺

 

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東本願寺

東本願寺」という通称は、「本願寺」(「西本願寺」)の東に位置するためにこう呼ばれるようになりました。正式名称は「真宗本廟」です。

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修復中でした

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修復完了御影堂門

2013年1月、御影堂門の修復が開始され、2015年12月に完了したそうです。これは完了後の門です。

高さ約28mの入母屋造・本瓦葺き・三門形式の二重門。京都三大門の一つ。

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御影堂

建築面積において世界最大の木造建築物で、境内のほぼ中心に位置する和様の道場形式の堂宇です。

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阿弥陀堂

御影堂の南側に位置する仏堂で、本尊・阿弥陀如来を安置する本堂です。御影堂の半分くらいの大きさです。

東本願寺は御影堂、阿弥陀堂以外は非公開です。

拝観について

開門閉門時間
3~10月 5:50~17:30
11月~2月 6:20~16:30
住所: 〒600-8505  京都市下京区烏丸通七条上る
代表電話 :TEL 075-371-9181
※電話受付時間:午前8時30分から午後5時まで (土曜・日曜・祝日・年末年始等の休日を除く)
参拝接待所(参拝に関する問い合わせ) :TEL 075-371-9210
※電話受付時間:午前9時から午後5時まで (年中無休)
 ※繁忙期は、時間帯によって電話に出られないことがあるようです。

 

生活実態を表す独特な考古学的遺跡「北海道・北東北の縄文遺跡群」

日本の世界遺産文化遺産)候補 「北海道・北東北の縄文遺跡群」

2009年1月、縄文文化は、日本の歴史と文化の成り立ちを知る上で欠くことのできない文化であり、世界史上稀有な先史時代の文化で、これら縄文遺跡群が人類共通の宝として未来へ伝えていかなければならない貴重な文化遺産であるとの考えから、4道県並びに関係自治体が連携・協力して「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を目指すこととしました。

そして令和元年7月30日(火)に開催された文化審議会世界文化遺産部会において「北海道・北東北の縄文遺跡群」が本年度の世界文化遺産の推薦候補として選定されました。
推薦書の提出までにさらなる充実を図る必要があるものの、顕著な普遍的価値が認められ得ると考えられ、かつ推薦内容の検討が進んでおり、また推薦後の審査・評価を推薦内容の見直しに反映させる余地が大きいと考えられることから、今年度の候補として選定することに決まったという事です。なお、「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」については、「北海道・北東北の縄文遺跡群」に次ぐ案件として、有力な推薦候補案件となるようです。

登録基準

 登録基準(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
→北海道・北東北の縄文遺跡群は、狩猟・採集・漁労を生業の基盤に定住を達成し、成熟した縄文文化へと発展を遂げた先史文化の様相を伝承する無二の存在である。

登録基準(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
→北海道・北東北の縄文遺跡群は、約1万年間もの長期にわたり気候変動や環境変化に適応し持続可能な定住を実現した、自然と共生した人類と環境との関わり、土地利用の形態を示す顕著な見本である。

 

構成資産

東北アジアの多様な地理的・自然的環境において,採集・漁労・狩猟を基盤に1万年以上前から定住が開始,発展,成熟し,長期間継続した先史文化の生活や祭祀・儀礼のあり方を示す考古学的遺跡からなる資産。

具体的には北海道6遺跡、青森県8遺跡、岩手県1遺跡、秋田県2遺跡の計17遺跡で構成されています。

北海道:入江貝塚,大船遺跡,垣ノ島遺跡,キウス周堤墓群,北黄金貝塚高砂貝塚
青森県:大平山元遺跡,大森勝山遺跡,亀ヶ岡石器時代遺跡,小牧野遺跡,是川石器時代遺跡,三内丸山遺跡,田小屋野貝塚,二ツ森貝塚
岩手県:御所野遺跡
秋田県:伊勢堂岱遺跡,大湯環状列石法隆寺西院

【暫定一覧表記載年】平成21(2009)年

 

【今後のスケジュール】

2019(令和元)年9月30日まで 国からユネスコ世界遺産センターへ推薦書(暫定版)を提出
2020(令和2)年2月1日まで 国からユネスコ世界遺産センターへ推薦書を提出
2020(令和2)年秋頃 国際記念物遺跡会議(ICOMOS)による現地調査
2021(令和3)年5月頃 国際記念物遺跡会議(ICOMOS)による評価結果の勧告
2021(令和3)年夏頃 ユネスコ世界遺産委員会において審議

 

庭園と龍安寺

日本の世界遺産文化遺産
№3.古都京都の文化財京都市宇治市大津市)~龍安寺

日本で5件目の世界遺産として京都府京都市宇治市滋賀県大津市の2県3市に点在する構成資産17件(寺13、神社3、城1)から成る古都京都の文化財京都市宇治市大津市)が1994年、世界遺産として登録されました。なお、文化遺産としては3件目となります。 その中で龍安寺についてみていきたいと思います。 

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知足の蹲踞

O.龍安寺

龍安寺藤原北家の流れを汲む徳大寺実能の別荘の地を細川勝元が譲り受け禅寺としました。その後、戦乱や火災により焼失し、現在の本堂は1606年建立の西源院方丈を1797年に移築したものです。今では枯山水の石庭で世界的に知られています。

世界遺産登録一覧より

O1 本堂 重要文化財指定年月日1967.06.15 建立年代1606

釈迦如来像を安置した中心建物で、1797年の火災で焼失したため塔頭の西源院の方丈を移築して現在に至っています。

O(1) 玄関 重要文化財指定年月日1967.06.15 建立年代1606

本堂の正面入口

Oa 竜安寺方丈庭園  特別名勝指定年月日1924.12.09 建立年代15世紀

三方を築地塀に囲まれた枯山水の平庭で、矩形(長方形)の白砂に5群15個の石組から成る石庭で、15世紀中期には造られていたようです。自然を狭い空間に圧縮し抽象化して表現をする枯山水庭園の極限的な姿であり、世界でも有名な石庭となっています。

Ob 竜安寺庭園  名勝指定年月日1955.02.03 建立年代13世紀

境内南側に広がる鏡容池を中心とした庭で、山門をくぐると左手に見えてきます。江戸時代後期に刊行された京都に関する地誌「都名所図会」によると、当時は石庭よりもこちらの方が有名だったようです。
※( )付の数字で示された建造物は、国宝もしくは重要文化財に指定された建造物に付随するものとして、国が指定した文化財である

関連資料

世界遺産一覧表記載推薦提案書(文化庁)

文化遺産オンライン(文化庁)

拝観について

拝観時間:
3月1日~11月30日
 8:00a.m - 5:00p.m.
12月1日~2月末日
 8:30a.m - 4:30p.m.
拝観料:
大人・高校生 500円
 小・中学生 300円

石庭

 

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石庭の模型

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石庭

龍安寺の石庭は、どの位置から眺めてみても、必ず1つは石が隠れて見えない様に設置されています。これは自らの足りない部分を見つめなおすようにとの意味があるようです。

鏡容池

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睡蓮の花、わかるでしょうか

鏡容池はオシドリの名所として知られており、春は桜、秋には紅葉やカエデ、夏にはスイレンが咲き四季を花で感じることができます。鏡容池へ行ったら北側に橋が架かっていますので、中央の弁天島にも行くことができます。

 

龍安寺ではシンプルな「石庭」として知られる枯山水の方丈庭園と四季を色で感じることのできる「鏡容池を中心とした池泉回遊式庭園」二種類の対照的な庭園が楽しめます。この二つの庭園を鑑賞することで、その時の自分のありようがわかるような気がします。どちらに心惹かれるかも、その時々で変わってくるように思えました。

京都嵐山地区と「天龍寺」

日本の世界遺産文化遺産
№3.古都京都の文化財京都市宇治市大津市)~天龍寺

日本で5件目の世界遺産として京都府京都市宇治市滋賀県大津市の2県3市に点在する構成資産17件(寺13、神社3、城1)から成る古都京都の文化財京都市宇治市大津市)が1994年、世界遺産として登録されました。なお、文化遺産としては3件目となります。 その中で天龍寺についてみていきたいと思います。

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天龍寺

L.天龍寺

後醍醐天皇の菩提を弔うため1339年に禅寺として創建されました。名勝嵐山や渡月橋天龍寺の西側に広がる亀山公園などもかつては境内地で、広大な寺域と壮麗な伽藍を誇っていましたが、度重なる火災や被災に見舞われるなどの逆境の中、天龍寺は復興を続けてきました。その中で、夢窓疎石が作庭に携わった天龍寺庭園が残り、特別名勝に指定されています。

世界遺産登録一覧より

La 天竜寺庭園

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庭園

特別名勝指定年月日1923.03.07 建立年代14世紀中頃

わが国で最初の史跡・特別名勝指定となります。大堰川を隔てた嵐山や、庭園西に位置する亀山を庭の一部であるかのように取り込み、圧倒的なスケールを描き出した借景式庭園です。居室から見た曹源池中央正面は石だけによって、水がさも落ちているように表現された枯滝石組という形態で、竜門瀑、石橋、岩島といった石組を立てたダイナミックでしかも繊細な趣の池庭で、この石組の手法は後の枯山水庭園に影響を与えています。

関連資料

拝観について

参拝時間
8時30分 ~ 17時30分(北門は9時開門・17時閉門)
※10月21日~3月20日:8時30分~17時(北門は9時開門・16時30分閉門)
参拝料
  • 庭園(曹源池・百花苑) 高校生以上:500円 /小・中学生:300円/ 未就学児 :無料
    受付時に障害者手帳を提示された方は、本人および介護者1名まで100円引き
  • 諸堂(大方丈・書院・多宝殿) 庭園参拝料に300円追加 ※行事等により諸堂参拝休止日あり  
    諸堂参拝休止日:2019年10月29-30日 など
  • 法堂「雲龍図」特別公開 一人500円(上記通常参拝料とは別)
     ※土日祝日のみ[春秋は毎日公開期間あり]  9時~17時(10月21日~3月20日は16時 閉門)

嵐山を散歩

嵐山羅漢

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嵐山羅漢

 約70体の像が並んでいます。立っていたり座っていたり、よく見ると表情も様々で怒っているのか笑っているのか、思わず立ち止まって眺めてしまいました。阪神・淡路大震災以降に建てられ始めたそうで、その供養の意味も込められているのかもしれません。

竹林の小径

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竹林の小径

 私が京都観光で一番観たかったのがこの竹林。私の住む地域にはこのような竹はなく、もちろん竹林もありません。前に山形で竹林を生まれて初めて見たときの感動が蘇りました。

渡月橋

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渡月橋

嵐山と言えば渡月橋は欠かせません。嵐電で終点の嵐山で降りたらここに向かい河原でゆっくりと計画を練ります。ここは店が開く時間には混みだすので、この日は早い時間に行動してみました。混みだすとたくさんの観光客に行く手を阻まれます。そういう自分も観光客なのですが。

嵐山公園 亀山地区 展望台

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嵐山公園展望台より

本当はトロッコ列車にも乗ってみたかったのですが混んでいて乗ろうと思ったら1時間以上待たなければならないとの事。う~ん仕方ない。電車はあきらめて竹林を歩くことにしました。ということで頑張って登りました。真夏には無理でしょうがこの時期だと何とか登りきることができ絶景も観ることができました。

御髪神社

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御髪神社

御髪(みかみ)神社は日本でただ一つ髪をお護りする神社です。と書いていました。髪が不安な方は是非行ってみてください。

 

秋は紅葉がきれいで歩くのも苦になりません。気候も歩くには丁度良い加減で健康にもよさそう。秋の嵐山散策おすすめです。

「苔寺」の名称で知られる「西芳寺」

日本の世界遺産文化遺産
№3.古都京都の文化財京都市宇治市大津市)~西芳寺

日本で5件目の世界遺産として京都府京都市宇治市滋賀県大津市の2県3市に点在する構成資産17件(寺13、神社3、城1)から成る古都京都の文化財京都市宇治市大津市)が1994年、世界遺産として登録されました。なお、文化遺産としては3件目となります。 その中でここでは西芳寺についてみていきたいと思います。

K.西芳寺

西芳寺は境内に黄金池を中心とした苔の庭園をはじめ、約120種類の苔が境内を覆っていることから「苔寺」として親しまれています。この寺は聖徳太子の別荘地として開かれ、1339年夢窓疎石禅宗寺院として復興したもので、復興当初は、平地部に二層の楼閣瑠璃殿をはじめ、いくつかの庭園建築を持つ池庭、山腹に洪隠山とよばれる枯山水石組と座禅堂指東庵、山頂の展望地点に縮遠亭が建てられていました。室町時代におけるもっとも優れた庭園と呼ばれ、石庭や建物に彩られた庭園は華やかな風景を呈していたと伝えられています。 西方寺は何度も人災や天災にあいましたが、浄土真宗中興の祖といわれる蓮如今川義元等の他、宗旨を異にする門徒西芳寺周辺の村々からの寄進によって復興してきました。

世界遺産登録一覧より

K1 湘南亭本家
 
重要文化財指定年月日1907.08.28 建立年代16世紀後半-17世紀前半
 
16世紀末に茶庭として建てられました。
K2 湘南亭待合及廊下  
重要文化財指定年月日1907.08.28 建立年代16世紀後半-17世紀前半
 
四畳の待合及び本家へつなぐ廊
Ka 西芳寺庭園  
特別名勝指定年月日1923.03.07 建立年代14世紀前半
 
日本初の作庭家ともいわれる夢窓疎石の作庭で、上段は枯山水式、下段は池庭式とする二段構えの庭園で、当初は苔はなく、江戸時代末期に現在のような苔に覆われる状態となったようです。

 

拝観について

西芳寺の参拝は寺院本来の宗教的雰囲気を保ち、皆様に心静かにお参りいただきたいという願いから「往復はがきによる事前申込」が必要となり、それ以外での参拝はできません。

住所:〒615-8286 京都府京都市西京区松尾神ケ谷町56

夢窓疎石ってどんな人?

夢窓疎石鎌倉時代から南北朝時代室町時代初期にかけての臨済宗の禅僧です。夢窓国師・正覚国師・心宗国師、死後に普済国師・玄猷国師・仏統国師・大円国師と7代の天皇の帰依を一身に受けたといいます。一方で庭園デザイナーとして、また、歌集を残すほど和歌にも長けていたといいますから、禅僧としては感性面で突出した僧だったようです。

夢窓疎石設計による庭園

観光公害で苔が荒れ、現在のように予約制になったと聞き、それがちょっと寂しい気がしました。後世に残すべき遺産を大切にする心はいかなる人にも失ってほしくない。遺産に限らず観光地では観光被害に悩まされる人がたくさんいます。道徳やマナーについても今一度考えてみるべきだと思います。

日本最古の漫画と称される「鳥獣人物戯画」が伝わる高山寺

日本の世界遺産文化遺産
№3.古都京都の文化財京都市宇治市大津市)~高山寺

日本で5件目の世界遺産として京都府京都市宇治市滋賀県大津市の2県3市に点在する構成資産17件(寺13、神社3、城1)から成る古都京都の文化財京都市宇治市大津市)が1994年、世界遺産として登録されました。なお、文化遺産としては3件目となります。 その中で高山寺こうさんじについてみていきたいと思います。

高山寺

日本最古の茶園と漫画の元となった絵巻「鳥獣人物戯画」で知られています。明恵上人が、神護寺の別院であったこの場所を高山寺として開山しました。当初は金堂、阿弥陀堂、十三重塔、東西経蔵等が建っていましたが、中世の戦乱期に荒廃し、江戸時代に入った1634年に再興されました。 もみじの絶景としても有名です。

世界遺産登録一覧より

J1 石水院   国宝指定年月日1898.12.28 建立年代13世紀前半
住宅様式の建物で、13世紀前半に建てられ、現石水院は本来は経蔵として金堂の後方に建っていたものを1889年に現在の場所に移築されたと言うことです。1930年に解体修理、1952年と1969年に屋根葺替が行われています。庇を 神社・仏閣などの建築にみられる縋破風で処理する手法などは鎌倉建築らしい造りとなっています。   
J2 宝篋印塔  重要文化財指定年月日1955.02.02 建立年代13世紀
石造の宝篋印塔は鎌倉初期頃から制作されたと見られ、文献によると京都栂尾外畑(とのはた)に建てられた「明恵上人髪爪塔」が最も古いとされていますが、移設した記録が残っていないため、高山寺明恵廟堂前にある「高山寺宝篋印塔」がこれにあたるかどうかは定かではないようです。
J3 如法経塔  重要文化財指定年月日1955.02.02建立年代 13世紀
一重形式の石造塔です。法華経は写経・経塔建立を重視していたと聞いたことがありますので、この塔もそういう意味合いで建てられたのだと思います。

拝観について

住所
〒616-8295 京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8
TEL 075-861-4204 FAX 075-865-1848
拝観時間
8:30~17:00
石水院拝観料
800円
※紅葉時期のみ入山料500円

鳥獣人物戯画

鳥獣人物戯画高山寺が収蔵する国宝の絵巻物で、日本でもっとも有名な絵巻といってよいでしょう。全4巻で長さは計40メートルに及び、擬人化した動物が描かれているのが特徴で、漫画の原点ともいえます。平安時代後期の甲巻・乙巻と鎌倉時代の丙巻・丁巻からなり、現在石水院に飾られているものは複製となっています。現在は甲・丙巻が東京国立博物館、乙・丁巻が京都国立博物館に保管されているとのことです。

甲巻  縦30.4cm 全長1148.4cm
擬人化された動物が描かれています。
乙巻  縦30.6cm 全長1189.0cm
実在・空想上の動物が写生的に描かれています。
丙巻  縦30.9cm 全長933.3cm
前半には人間が登場し、後半には擬人化された動物が描かれています。
丁巻  縦31.2cm 全長1130.3cm
人間のみで構成され、勝負事に挑む姿が多く描かれています。

高山寺は平成30年の台風21号の影響で、樹齢100年以上の大木を含む200本以上の木が倒れ、金堂・開山堂・仏足石が損壊するなど甚大な被害を受け、今も復旧の最中です。そのため金堂や開山堂などは見学できない状態が続いているようです。復興支援などの活動に尽力されている方々に敬意を表しますとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

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