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猿払村~ホタテで豊かに生まれ変わった村

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赤い部分が猿払村です

猿払村役場
〒 098-6232 北海道宗谷郡猿払村鬼志別西町172番地1

電話 01635-2-3131 FAX 01635-2-3812

www.vill.sarufutsu.hokkaido.jp

猿払村

北海道猿払村と聞いてもわからない人もいますね。猿払村は「日本最北の村」で、村としては北海道で一番広く、約8割が山林や原野で、手つかずの自然がたくさん残っています。オホーツク海に面しているため水産資源は豊富で、特に北海道を代表するホタテの水揚げ地となっています。また、酪農家も多く、「酪農」と「漁業」が猿払村の主軸となっています。年間を通して寒冷な気候が特徴で、夏はときおり真夏日を記録することもありますが長続きせず、冬は流氷が接岸する2月上旬以降の寒さが最も厳しく、最低気温が氷点下20度を超える厳寒の日もあります。

ここでは猿払村について観光で訪れる人や北海道に住んでみたい人に紹介したいと思います。

猿払村のホタテ

猿払村と言えばホタテ。住民平均所得は全国の自治体上位を誇り、その陰にはホタテの力があったから。昔、猿払の浜からニシンが消え、また、乱獲によりほたて貝も姿を消してしまい、漁業経営が衰退の一途を辿り、「貧乏見たけりゃ猿払へ行きな」と言われるほどでした。そこで、枯渇したほたて資源の再興に着目し、日本で初めての稚貝大規模放流を実施、「死の海」から「生の海」への執念が花を咲かせ、「獲るだけの漁業」から「育て獲る漁業」の転換に成功し、日本一の「ほたてのさるふつ」へと生まれ変わったのです。

猿払村のホタテの特徴

猿払村のホタテは5年かけて育てられます。「5年貝」は、他の産地のものよりも一回り以上大きいのが特徴です。

・ほたての種苗を1年かけて海中で育て、3~5cmの大きさの”稚貝”になったら、いったん海に放します。

・ほたては放流してから4年間、海の中で育ちます。

・順調に成長しているか、実際に採り上げて確認します(年間約500回)。このとき天敵のヒトデなどは駆除します。

・ホタテを獲ります。取る方法は、八尺(はっしゃく)と呼ばれる熊手付きの袋網で海底を曳きまわして採ります。

ホタテ養殖には、ヒモにつるす「垂下式」と、地面にばらまく「地捲き式」の2種類があり、猿払は地捲き式です。猿払では天然資源を枯渇させた教訓から、グループで役割分担や操業の効率化が図られています。

猿払村の見どころ

猿払村から一番近い空港は稚内空港です。公共交通機関を使うとすると稚内から定期路線バスが出ています。ツアーで猿払村が入るものはあまりありませんので、猿払村を観光するとしたら、レンタカーが必要となるでしょう。また、ツアーだと稚内紋別がメインとなり、猿払村のおすすめスポットは見ることができないように感じます。

それではここで猿払村のおすすめスポットをご紹介します。

道の駅さるふつ公園

住所:宗谷郡猿払村浜鬼志別214番地7

「さるふつ公園」は、国道238号沿いにあり、牛のモニュメントと風雪の塔が目印です。公園全体が「道の駅」に指定され、村民の憩いの場であるとともに村の観光の拠点にもなっています。敷地内には、24時間トイレや休憩施設、飲食店、売店、宿泊施設(ホテルさるふつ)があります。他にパークゴルフ場や牧場に面したキャンプ場とバンガロー、もあります。

電話番号
01635-2-2311(道の駅管理棟)
休館日
年末年始
夢喰間(売店不定休、
さるふつまるごと館(売店)  不定
開館時間
さるふつまるごと館(売店) 9:00~17:30(4月~11月)、10:00~17:30(12月~3月)
夢喰間(売店) 9:00~17:30(4月中旬~10月末まで)
ホテル内売店 9:00~17:30
ホテル内レストラン 11:00~14:00(ラストオーダー 13:30)、17:00~20:00(ラストオーダー 19:00)

エサヌカ原生花園

6月上旬から8月中旬にかけて道沿いにエゾカンゾウやエゾスカシユリハマナス、トウゲブキ、コケモモなどの草花が見られます。エサヌカ原生花園を突っ切るエサヌカ直線道路は、遮るものがなく、ライダーやドライバーに人気のドライブスポットです。

カムイト沼

カムイト沼の由来はアイヌ語で「神様の沼」を意味しています。周辺は北オホーツク道立自然公園に指定される湿地帯です。湖畔付近は、看板、駐車場があるほかは大規模な整備はされておらず、手つかずの自然が楽しめます。

モケウニ沼

周辺は牧場と湿地に囲まれ、川で繋がったモケウニ小沼と第1沼があります。展望地から南岸まで湿地保護のため木道、探勝歩道が設置され、モケウニ沼の湖岸に出ることができます。敷地内には駐車場とトイレがあります。

ポロ沼

猿払村の数ある沼の中で最も大きく、国道238号線からも眺めることができます。夕日に染まる水面の美しさが格別で、11月には白鳥が飛来し、越冬期を過ぎた4月頃に再び故郷へ帰る途中にその優雅な姿を見ることができます。

王子の森

王子製紙は、社が所有する猿払社有林の一部を、自然を保護するエリア「王子の森」として一般に開放しています。広大な面積の一部には散策路が整備されていて、道沿いではカラマツの林や、生き物の営みなど季節ごとの豊かな風景が見ることができます。敷地内では作業している場合もありますので、危険回避のため、入林の際には事前に連絡が必要です。

王子木材緑化株式会社旭川営業所 担当者
電話番号 0166-46-0781

いさりの碑

猿払村ではニシンやホタテを乱獲し、漁業経営を衰退させてしまった過去を持ちます。
猿払村漁業協同組合は、猿払の海を拓いた多くの先人の苦労と偉業を偲び、その意志をうけつぎ実践することを肝に銘じて建てられた、「いさりの碑」に刻まれた「撰文」を指針として歩んでいます。

(碑文)

帆立貝漁場造成事業10周年に当り猿払の漁業のうつりかわりを振返って見る 我々の先人がオホーツクの海の魚貝類に生活の糧を求めたのは明治の始め頃のことだ それから一世紀になんなんとしている 春 4月5月 鰊の群来で海は乳白色になり獲っても獲ってもなくならないものと思われた 鮭鱒は海の荒くれ男と力比べをするように網もさけよとばかり来網した 海扇と呼ばれた帆立貝は海の底に幾層にも重なり合っているのではないかと錯覚を起こさせる位生棲していた しかし之等の生物の運命も貪欲な人間の前には所詮は滅亡の運命が待ち受けていた 今日ではあらゆる資源は有限であることが認識されている しかし生物資源は自然と人間の適正な育成管理によって永続させることが出来る筈だ 私達も自然の摂理にかなった生物資源の育成管理を科学的調査と人智をあつめてやってみた 春夏秋冬 自然の摂理は一世紀の昔も今と変わりなく繰返され生物の生命力は見事に部族と子族の繁栄に其の力強さを見せてくれた 今 オホーツクの海は先人の開拓した時のように帆立貝が美事に結実してたわわな実を見せている  鮭鱒もまた間もなく ふ化事業の結実を見せようとしている 猿払の海を拓いた多くの先人の苦労と偉業を偲び其の意志を我々も子孫もうけつぎ そして実践することを肝に銘じ 今此の碑を建てる 
人間は神々と力を競うべきでない 
人間は自然の摂理に従うべきだ 

昭和56年11月22日
猿払村漁業協同組合

インディギルカ号 遭難者慰霊碑

1939年12月12日の未明、猿払村浜鬼志別沖合で旧ソ連の貨客船「インディギルカ号」が座礁転覆し、世界の海難史上に残る大惨事に、村民総出で約400人を救出しましたが、700名以上の貴い命が失われました。1971年に、冥福を祈るとともに国際親善と海難事故防止の願いをこめて、多くの人々の寄付により、土台は当時のソ連政府から寄贈されたシベリア産の石材を使って慰霊碑が建立されました。国境を越えた人間愛の証として人々の心に語りかけています。事件の資料の一部は道の駅さるふつ公園の管理棟内に展示されています。

電気通信ゆかりの地

樺太との電気通信ゆかりの地の碑と、記念碑横に「9人の乙女の霊を慰め、電気通信ゆかりの地にその功績を顕彰する」という石碑を立て、当時に敷設されていたケーブルも埋設され、亡くなった電話交換手の鎮魂と、電気通信の功績を後世に伝えています。北海道と樺太間の電話通信は、海底ケーブルでつないでいました。敷設後から終戦後までは旧樺太との通信拠点となっていましたが、第二次世界大戦敗戦後、昭和20年8月20日の真岡事件の際、真岡郵便局で自決をした9人の乙女たちの最後のメッセージを、この猿払電話中継所で受信しました。

猿払村への移住に関する情報

「北海道に暮らしてみたい」思うかたで、オホーツクの流氷に興味のあるかた、田舎に住みたいかた、もちろん猿払村に住んでみたいかたに猿払村で取り組んでいる移住情報をご紹介します。この記事を見て、もっと知りたいと思ったら移住相談窓口がありますので猿払村役場に問い合わせてみてはいかがでしょう。

移住相談【ワンストップ窓口】
猿払村役場 企画政策課 企画係
TEL 01635-2-3131(内線 421・422・423)
直通TEL 01635-2-3132

住まい情報

まず、猿払村で暮らすためには住むところですね。猿払村のホームページでは、民営賃貸住宅建設促進助成制度を活用した民間アパートが紹介されています。ホームページの暮らしの情報から、「住宅・土地」を選ぶと「民営賃貸住宅建設促進助成制度を活用した民間アパートのご紹介」というのがありますので、クリックしてみてください。物件情報があります。

猿払村移住体験住宅について(ちょっと暮らし)

ちょっと暮らしは移住者受け入れに積極的な自治体ではほとんど取り組んでいるようです。猿払村でも体験住宅があります。簡単に紹介しておきますので興味のある方はワンストップ窓口にご相談してみてはいかがでしょう。

利用条件
村への移住希望があり、使用期間のおおむね2分の1の期間、就労体験に参加できること。
利用期間

14日以上30日以内(1年中開設)

使用料

1日500円

お仕事情報

住むためにはお仕事があるか。フリーランスでお仕事されている方や、これから事業をしたい方は別として、どんなお仕事があるのか気になるところでしょう。ハローワークで求人情報をチェックしてみると猿払村のお仕事の傾向がわかると思いますので参考にしてみてはいかがでしょう。

www.hellowork.careers

猿払村地域おこし協力隊

猿払村に住んでみたい方に特におすすめなのは地域おこし協力隊です。ただ、これは随時の募集ではありません。また、人数も限られているため、狭き門かもしれませんがもし興味があったら応募してみてはいかがでしょう。現在は募集は無いようですが、また募集すると思います。ホームページの地域の情報から入って「まちづくり」のメニューの中で確認できます。