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火山を学ぼう「支笏洞爺国立公園」

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支笏洞爺国立公園(1949年5月16日指定)


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支笏洞爺国立公園

北海道の空の玄関口・新千歳空港に近く、札幌や小樽、室蘭、苫小牧などの都市からのアクセスも便利な国立公園です。支笏湖と洞爺湖という日本で2番目と3番目に大きなカルデラ湖をはじめ、樽前山や羊蹄山、有珠山に代表される火山、そして北海道三大温泉地のうち登別温泉と定山渓温泉を含み、地獄谷など、北海道を代表する観光地がある国立公園です。

支笏洞爺国立公園の範囲

関係市町村は札幌市、苫小牧市、千歳市、登別市、恵庭市、伊達市、虻田郡ニセコ町、田郡真狩村、虻田郡喜茂別町、虻田郡京極町、虻田郡倶知安町、虻田郡洞爺湖町、有珠郡壮瞥町、白老郡白老町の6市7町1村となっています。大きく支笏・定山渓・登別地域 と羊蹄山・洞爺湖地域の2つの地域に分かれます。

公園面積

公園面積(陸域のみ): 99,473ha

土地所有別面積

国有地:88,507ha
公有地:6,774ha
私有地:4,192ha

地種区分別面積

特別地域 特別保護地区:2,706ha
特別地域 第1種:29,190ha
特別地域 第2種:17,385ha
特別地域 第3種:10,400ha
普通地域:39,792ha

支笏洞爺国立公園では、特別保護地区に樽前山の溶岩ドーム、オコタンペ湖、有珠山、昭和新山、登別地獄谷、羊蹄山などが指定されています。

区域図

区域図についてはリンク先をご確認ください。

支笏洞爺国立公園の生物

支笏洞爺国立公園の動物

森林性の環境に適応する多くの野生動物が見られ、哺乳類では、ヒグマ、キタキツネ、ユキウサギ、エゾリス、シマリス、エゾシカなどが生息しています。鳥類では、天然記念物のクマゲラをはじめ、ヤマセミなどの希少種やコノハズク、アオバト、ヒガラなどの森林性の鳥類が生息しています。

支笏洞爺国立公園の植物 

この地域の「指定植物」は下記の通りです(令和2年6月18日現在)。

ミズゴケ属・タカネスギカズラ・タカネヒカゲノカズラ・ヒメハナワラビ(ヘビノシタ)・オクヤマワラビ・エゾメシダ・ウサギシダ・イワウサギシダ・ミヤマイワデンダ・ホテイシダ・イワオモダカ・ハイマツ・ミヤマビャクシン(ミヤマハイビャクシン)・エゾミヤマヤナギ・マルバヤナギ(エゾノタカネヤナギ)・ウラジロタデ・オンタデ・エゾカワラナデシコ・タカネナデシコ(クモイナデシコを含む)・クシロワチガイ・エゾフスマ(シラオイハコベ)・エゾノレイジンソウ(ダイセツレイジンソウ)・エゾトリカブト・ウスバトリカブト・アカミノルイヨウショウマ・フクジュソウ・ヒメイチゲ・ハクサンイチゲ(エゾノハクサンイチゲを含む。)・アズマイチゲ・エゾイチゲ・ミヤマオダマキ・エゾリュウキンカ・クロバナハンショウヅル・ミヤマハンショウヅル・ミツバオウレン・シラネアオイ・イトキンポウゲ・チトセバイカモ・チャボカラマツ(アポイカラマツを含む。)・コカラマツ・エゾカラマツ(ミヤマアキカラマツ)・チシマキンバイソウ・シナノキンバイ(エゾキンバイソウ)・ヤマシャクヤク・ベニバナヤマシャクヤク・ナンブソウ・サンカヨウ・オクエゾサイシン・エゾオトギリ・イワオトギリ(ハイオトギリ)(ヒダカオトギリ、オオバオトギリを含む。)・モウセンゴケ・エゾキケマン・エゾノイワハタザオ・ミヤマタネツケバナ(ミネガラシ)・モイワナズナ(ソウウンナズナ)・ハクセンナズナ・ホソバイワベンケイ(アオノイワベンケイ)・エゾミセバヤ・イワベンケイ・アラシグサ・ウメバチソウ(エゾウメバチソウを含む)・シコタンソウ(レブンクモマグサ)・ダイモンジソウ・ミヤマダイモンジソウ・エゾクロクモソウ・フキユキノシタ・ヤマハナソウ・クロミサンザシ・ノウゴウイチゴ・ミヤマダイコンソウ・チングルマ・ミヤマキンバイ・メアカンキンバイ・ミネザクラ(チシマザクラを含む)・オオタカネバラ・コガネイチゴ・タカネトウウチソウ(ケトウウチソウを含む)・マルバシモツケ(アポイシモツケを含む。)・エゾノマルバシモツケ・エゾシモツケ(エゾノシロバナシモツケ)・イワオウギ・チシマフウロ(トカチフウロ)(シロバナノチシマフウロを含む。)タカネグンナイフウロ(エゾグンナイフウロを含む)・イチゲフウロ・キバナノコマノツメ・ウスバスミレ・ミヤマアカバナ・カラフトアカバナ・エゾアカバナ・ゴゼンタチバナ・ミヤマトウキ・カラフトニンジン・ハクサンボウフウ(エゾノハクサンボウフウを含む。)・イワウメ・イワカガミ(コイワカガミ、オオイワカガミを含む)・ウメガサソウ・オオウメガサソウ・ギンリョウソウ・カラフトイチヤクソウ(エゾイチヤクソウ)・ベニバナイチヤクソウ(ベニイチヤクソウ)・ジンヨウイチヤクソウ・コイチヤクソウ・コメバツガザクラ・ウラシマツツジ・チシマツガザクラ・イワヒゲ・アカモノ・シラタマノキ・イソツツジ(エゾイソツツジ)・ミネズオウ・ツルコケモモ・エゾノツガザクラ・ナガバツガザクラ・ムラサキヤシオ・キバナシャクナゲ・エゾツツジ・コメツツジ・ミヤマホツツジ・イワツツジ・クロマメノキ・コケモモ・ガンコウラン・サクラソウモドキ・ヤナギトラノオ・エゾコザクラ(リシリコザクラ)・エゾオオサクラソウ・ツマトリソウ・コツマトリソウ・エゾリンドウ・エゾオヤマリンドウ・ユウバリリンドウ・イワイチョウ・ミツガシワ・カラフトハナシノブ・エゾタツナミソウ・イブキジャコウソウ・ヨツバシオガマ(エゾヨツバシオガマ、シロバナヨツバシオガマを含む)・エゾシオガマ(ビロードエゾシオガマを含む)・イワブクロ(タルマイソウ)・エゾルリトラノオ(ホソバエゾルリトラノオ)・キクバクワガタ(シラゲキクバクワガタ、ホソバキクバクワガタ、アポイクワガタを含む)・リンネソウ・エゾヒョウタンボク・ケヨノミ・クロミノウグイスカグラ・ウコンウツギ・マルバキンレイカ・タカネオミナエシ(チシマキンレイカ)・モイワシャジン・チシマギキョウ(シロバナノチシマギキョウを含む。)・イワギキョウ・サワギキョウ・サマニヨモギ(シロサマニヨモギを含む)・アサギリソウ・エゾムカシヨモギ・ミヤマアズマギク・タカネニガナ・カンチコウゾリナ(タカネコウゾリナ)・ナガバキタアザミ・タカネキタアザミ・ミヤマオグルマ・ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)(キリガミネアキノキリンソウを含む)・オダサムタンポポ・ミヤマラッキョウ・ツバメオモト・キバナノアマナ・ショウジョウバカマ・ニッコウキスゲ(エゾゼンテイカ(エゾカンゾウ)、ゼンテイカ)・エゾキスゲ・タチギボウシ・クロバナギボウシ(ヤチギボウシ)・エゾスカシユリ・クルマユリ・チシマゼキショウ(リシリゼキショウ)・オオバナノエンレイソウ・エンレイソウ・ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)・コバイケイ(ウラゲコバイケイを含む)・ミクリゼキショウ・エゾホソイ・タカネスズメノヒエ(ミヤマスズメノヒエ)・コミヤマヌカボ・ミヤマヌカボ・ミヤマコウボウ・リシリカニツリ・タルマイスゲ・ミヤマクロスゲ・イトキンスゲ・ヤチスゲ・カワズスゲ(ヤチカワズスゲを含む)・キンスゲ・オノエスゲ・ワタスゲ・ミヤマイヌノハナヒゲ・サルメンエビネ・ササバギンラン・アオチドリ・サイハイラン・コイチヨウラン・アオスズラン(エゾスズラン)・オニノヤガラ・アケボノシュスラン・ヒメミヤマウズラ・ノビネチドリ・クモキリソウ・スズムシソウ・フタバラン(コフタバラン)・アリドオシラン・ハクサンチドリ(ウズラバハクサンチドリ、シロバナハクサンチドリを含む)・コケイラン・タカネトンボ・キソチドリ・オオヤマサギソウ・ホソバノキソチドリ・トンボソウ

支笏洞爺国立公園の観光

札幌市中心部や新千歳空港からも近いため、観光客も多く、人気のスポットが数多くある一方、通過型の利用が多く、国立公園として認識されにくいという課題もあります。団体ツアーバスによる自然探勝や温泉利用などの周遊観光、登山や高山植物観賞にも利用されています。

支笏・定山渓・登別地域

支笏湖エリア

日本屈指の水質を誇る日本最北の不凍湖・支笏湖があり、ヒメマスが名物です。

支笏湖

支笏湖

支笏湖

周囲約42km、最大深度約360m(国内第2位)のカルデラ湖です。日本最北の不凍湖で、冬でも凍りません。透明度が高いことでも有名で、摩周湖とバイカル湖に負けない透明度を持っています。国道453号線の千歳市幌美内 - 千歳市支笏湖温泉の間は、支笏湖畔有料道路という有料道路に指定されていた時期があり、国道沿いには所々に駐車場があります。

山線鉄橋

山線鉄橋

山線鉄橋

〒066-0281 北海道千歳市支笏湖温泉

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支笏湖から流れ出る千歳川河口に架かる赤い鉄橋で、道内最古の鉄橋です。明治32年に斜材をすべて「X字形」に交差させた英国式200フィートダブルワーレントラス橋です。当初北海道官設鉄道上川線に「第一空知橋」として架けられましたが、王子軽便鉄道は昭和26年に廃止となり、その後鉄橋は千歳市に寄贈されて、支笏湖畔に移設されました。現在は湖畔の歩道橋として利用されています。

オコタンペ湖

針広葉樹林に囲まれ、天候や見る角度、時間帯によってエメラルドグリーンやコバルトブルーに色が変化して見える「北海道三大秘湖」の一つ。支笏洞爺国立公園の特別保護地区に設定されており、実際に立ち入ることはできませんが、展望台からはその美しい姿を眺めることができます。

オコタンペ湖展望台

〒066-0286 北海道千歳市奥潭

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樽前山

1909年に噴火した際、山頂に樽前ドームと呼ばれる溶岩円頂丘(ドーム)が誕生。新しく生成された珍しい溶岩ドームのため、1967年に北海道の天然記念物に指定されました。風の穏やかな日には火口から何本も噴気が立ち上る様子が支笏湖温泉から見ることができます。

苔の洞門

〒066-0284 北海道千歳市支寒内

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1739年の樽前山の噴火活動によって生じた溶結凝灰岩が、土石流によって次第に浸食され、そして風化により回廊のような形になった峡谷です。2014年8月には「日本の貴重なコケの森」(日本蘚苔類学会)に選定されるなど学術的にも貴重です。

※ 2014年9月に発生した大雨により、観覧台が被害を受けました。2022年現在、苔の洞門は閉鎖中につき見ることはできません。

樽前ガロー

切り立った岩が特異な景観を見せており、岩肌には深緑の苔が張り付いていて、ビロードの絨毯のようです。ガローとは東北の方言で切り立った壁の間に流れる川を意味します。

〒059-1265 北海道苫小牧市樽前

Google マップ

※周囲の山林はヒグマを含む野生動物の生息地でもあります。ヒグマの活動が活発になる朝・夕の入林は控えてください。

支笏湖ビジターセンター

支笏湖ビジターセンター

支笏湖ビジターセンター

 〒066-0281
北海道千歳市支笏湖温泉番外地

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TEL: 0123-25-2404(行事に関しては0123-25-2453)
FAX: 0123-25-2472

開館時間
9:00~17:30(4月~11月)
9:30~16:30(12月~3月)
休館日
12月~3月は火曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始
料金
体験プログラムによって料金や時間予約の要・不要があります。

今もなお活動を続ける火山の様子や、支笏湖周辺に生息する生き物の生態、湖の中の世界など、模型や大型写真などで紹介しています。

詳しくは公式サイトでご確認ください。

shikotsukovc.sakura.ne.jp

定山渓エリア

札幌から車で約1時間とアクセスのよい温泉地で、自然豊かな渓谷と温泉が楽しめます。

豊平峡ダムと定山湖

豊平川の治水である豊平峡ダムを中心に湖と緑が織りなす雄大な自然の景観美あふれる、札幌有数のレジャー・スポットです。 

詳しくは公式サイトでご確認ください。

www.houheikyou.jp

定山渓ダムとさっぽろ湖

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 定山渓ダムとさっぽろ湖についてはこちらの記事で紹介しています。

goldsky.hatenablog.com

登別エリア

9種類もの泉質と1日1万tにものぼる豊富な湯量を誇る北海道を代表する温泉地。地獄谷や大沼湯、登別原生林を流れる川の天然足湯などがあります。

登別に関してはこちらの記事をご覧ください

goldsky.hatenablog.com

オロフレ峠

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オロフレ峠

〒059-0553 北海道登別市カルルス町

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オロフレ峠展望台は太平洋と山々の景色が美しいことで有名です。オロフレ山の登山口になっていて、多くの登山者が訪れます。

倶多楽湖

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約8万年前から始まった火山活動により誕生しました。日本で一番丸い湖と言われています。

goldsky.hatenablog.com

羊蹄山・洞爺湖地域

 羊蹄山エリア

「蝦夷富士」とも呼ばれる羊蹄山をはじめ、麓には三日月形の小さな火口湖「半月湖」などがあります。

羊蹄山

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別名「蝦夷冨士」と呼ばれ、登山も盛んで倶知安コース、京極コース、真狩コース、喜茂別コースから登山することができます。

羊蹄のふきだし湧水

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日本名水百選にも選ばれた美味しい湧き水で知られ、道の駅「名水の郷きょうごく」と隣接し、多くの人が水を汲みに訪れます。

goldsky.hatenablog.com

洞爺湖エリア

洞爺湖を中心に昭和新山や有珠山など、湖の周辺には火山関連の見どころが多数。

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洞爺湖

屈斜路湖と支笏湖に次いで日本で3番目に大きいカルデラ湖。起伏に富んだ地形がユネスコの「世界ジオパーク」に国内で初めて認定されました。

洞爺財団自然体験ハウス

 

〒049-8513 北海道虻田郡洞爺湖町財田3番地

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開館時間
9:00~17:00
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)、
年末年始(2019年12月31日~2020年1月6日) 
※その他、都合により臨時休館する場合があります
料金
体験プログラムによって料金や時間予約の要・不要があります。

洞爺財田自然体験ハウスは、環境省のビジターセンターで、自然の案内や様々な体験プログラムを提供しています。施設には、洞爺湖の自然を紹介した館内展示や、体験学習室、屋外にはビオトープが作られ、望遠鏡・顕微鏡・デジタルカメラ・ビデオ・パソコンなどの機材で観察したものを好みの方法で記録することができます。

 詳しくは公式サイトでご確認ください。

toyako-vc.jp

洞爺湖ビジターセンター・火山科学館

有珠山の自然史や火山活動を紹介しています。洞爺湖周辺で観察できる動植物を解説パネルや実物標本、ジオラマで紹介したり、洞爺湖の特徴や、ここに生息する動植物などの情報や洞爺湖周辺や有珠山の自然を学ぶことができ、洞爺湖周辺の自然を親しむための心得や、フィールドでの注意事項も紹介しています。

 ※上映場所以外では館内を自由に撮影することができます。

洞爺湖ビジターセンターは、環境省が設置する国立公園のガイダンス施設で、火山科学館と一体となっています。

所 在 地
北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉142番5

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お問い合わせ
TEL:0142-75-2555 FAX:0142-75-2800
開館時間
9:00~17:00
休館日
12月31日〜1月3日
入館料
火山科学館(協力金)
大人600円/小人300円(団体15名以上10%引き)
公式サイト

支笏洞爺国立公園 洞爺湖ビジターセンター

まとめ

支笏洞爺国立公園は、『生きた火山の博物館』といえる公園です。火山活動の恩恵として、登別、洞爺湖、定山渓などの北海道を代表する温泉地が賑わいを見せ、地獄谷など、火山に起因する地形や現象が多く見られ、火山について学ぶ施設もおおくあります。資料館などで火山について学んでから周辺を探索すると、火山をよりよく知ることができるのではないでしょうか。

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