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北海道で認定されている日本遺産

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日本遺産とは

日本遺産は文化庁が実施する事業で、地域に点在する有形無形の文化財を、その地域の歴史的ストーリーにからめて発信することで、観光振興などにつなげることを目的に2015年にスタートしました。日本遺産の特徴としては、これまで文化財は個々(点)で注目されてきましたが、ストーリーに絡めることで、地域に点在する遺産を「面」として捉えることです。また、世界遺産などは保存が目的であるのに対し、日本遺産は地域の活性化のために活用することが目的となっています。

日本遺産として認定するストーリーには次の2種類があります。

  • 単一の市町村内でストーリーが完結する「地域型」
  • 複数の市町村にまたがってストーリーが展開「シリアル型(ネットワーク型)」

ストーリーを語る上で不可欠な文化財群には、地域に受け継がれている有形・無形のあらゆる文化財を対象とすることができ、地方指定や未指定の文化財も含めることができますが、国指定・選定文化財を必ず一つは含める必要があります

「日本遺産(Japan Heritage)」認定の基準

有識者委員会による審査の認定基準は以下の通りとなっています。

  1. ストーリーの内容が、当該地域の際立った歴史的特徴・特色を示すものであるとともに我が国の魅力を十分に伝えるものとなっていること。
  2. 日本遺産という資源を活かした地域づくりについての将来像(ビジョン)と、実現に向けた具体的な方策が適切に示されていること。
  3. ストーリーの国内外への戦略的・効果的な発信など、日本遺産を通じた地域活性化の推進が可能となる体制が整備されていること。

 文化財 の公式サイト「日本遺産(Japan Heritage)」についてより引用

これまでに認定された北海道の日本遺産

日本遺産の中で、北海道で認定された日本遺産はこれまでに(2022年7月現在)5件あります。そのうち1件は県をまたいでのシリアル型となります。

※ストーリーの概要は「日本遺産ポータルサイト」の引用となります。

江差の五月は江戸にもない -ニシンの繁栄が息づく町-

【ストーリーの概要】

江差の海岸線に沿った段丘の下側を通っている町並みの表通りには、切妻屋根の建物が建ち並び、暖簾・看板・壁にはその家ごとの屋号が掲げられている。緩やかに海側へ下っている地形にあわせて蔵が階段状に連なり、海と共に生きてきた地域であることがうかがえる。この町並みは、江戸時代から明治時代にかけてのニシン漁とニシン加工品の交易によって形成されたもので、その様は「江差の五月は江戸にもない」と謳われるほどであった。ニシンによる繁栄は、江戸時代から伝承されている文化とともに、今でもこの地域に色濃く息づいている。

市町村名
江差町
認定日
2017年4月28日
タイプ
地域型
構成文化財
  • 江差の町並み
  • 旧中村家住宅(1971年12月28日国指定重要文化財)
  • 江差姥神町横山家(1963年12月24日北海道指定有形文化財)
  • 旧檜山爾志郡役所庁舎(1992年3月31日北海道指定有形文化財)
  • かもめ島
  • 折居伝説とその資料
  • 瓶子岩
  • 姥神大神宮
  • 北前船係船柱及び同跡
  • 厳島神社
  • 厳島神社の石鳥居
  • 厳島神社の手水石
  • かもめ島の階段跡
  • 江差商人の宴席跡
  • ニシン漁とニシン交易の古文書
  • 江差沖揚音頭(1977年3月11日北海道指定無形民俗文化財)
  • 江差鮫踊り(1991年11月26日江差町指定無形民俗文化財)
  • 江差追分(1977年4月13日北海道指定無形民俗文化財)
  • 江差追分踊り(1995年6月13日江差町指定無形民俗文化財)
  • 江差三下り(1982年6月30日北海道指定無形民俗文化財)
  • 姥神大神宮渡御祭(2019年3月19日指定江差町指定無形民俗文化財)
  • 姥神大神宮祭礼山車松寳丸及び附属品(1963年12月24日北海道指定有形民俗文化財)
  • 姥神大神宮祭礼山車神功山人形及び附属品(1963年12月24日北海道指定有形民俗文化財)
  • 江差餅つき囃子(1982年6月30日北海道指定無形民俗文化財)
  • 三平汁
  • ニシン漬け

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荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~

【ストーリーの概要】

日本海や瀬戸内海沿岸には、山を風景の一部に取り込む港町が点々とみられます。そこには、港に通じる小路が随所に走り、通りには広大な商家や豪壮な船主屋敷が建っています。また、社寺には奉納された船の絵馬や模型が残り、京など遠方に起源がある祭礼が行われ、節回しの似た民謡が唄われています。これらの港町は、荒波を越え、動く総合商社として巨万の富を生み、各地に繁栄をもたらした北前船の寄港地・船主集落で、時を重ねて彩られた異空間として今も人々を惹きつけてやみません。

市町村名

函館市・松前町・小樽市・石狩市(北海道)

鰺ヶ沢町・深浦町・野辺地町(青森県)

秋田市・にかほ市・由利本荘市・男鹿市・能代市(秋田県)

酒田市・鶴岡市(山形県)

新潟市・長岡市・佐渡市・上越市・出雲崎町(新潟県)

富山市・高岡市(富山県)

加賀市・輪島市・小松市・金沢市・志賀町・白山市(石川県)

南越前町・敦賀市・坂井市・小浜市(福井県)

宮津市(京都府)

大阪市・泉佐野市(大阪府)

新温泉町 ・洲本市・赤穂市・神戸市・高砂市・姫路市・たつの市新温泉町 ・洲本市・赤穂市・神戸市・高砂市・姫路市・たつの市(兵庫県)

鳥取市(鳥取県)

呉市・尾道市・竹原市(広島県)

浜田市(島根県)

倉敷市(岡山県)

多度津町(香川県)

認定日
2017年4月28日
タイプ
シリアル型
構成文化財(北海道関連のみ抜粋)
北海道函館市
  • 函館山
  • 箱館奉行所跡(1922年10月12日認定特別史跡五稜郭跡内)
  • 高田屋屋敷跡
  • 高田屋本店跡
  • 厳島神社
北海道松前町
  • 福山波止場
  • 沖口役所跡
  • 松前屏風(1977年9月12日北海道指定有形文化財【絵画】)
  • 松本家土蔵及び松本家資料(1990年9月7日松前町指定有形文化財【建造物・古文書】)
  • 福山城下町遺跡
  • 龍雲院(1992年01月21日国指定重要文化財【建造物】)
  • 松前藩主松前家墓所(1981年11月21日国指定史跡)
  • 松前沖揚げ音頭(1997年2月14日松前町指定無形民俗文化財)
  • 難船図絵馬(1997年2月14日松前町指定有形民俗文化財)
  • 松前祇園ばやし(1977年3月11日北海道指定無形民俗文化財)
北海道小樽市
  • 日和山
  • 旧北浜地区倉庫群(旧右近倉庫、旧広海倉庫、旧増田倉庫、旧大家倉庫、旧小樽倉庫)
  • 旧魁陽亭
  • 住吉神社奉納物
  • 船絵馬群(恵美須神社、龍徳寺金比羅殿)
  • 北前船関係古写真
  • 西川家文書
北海道石狩市
  • 旧長野商店(1994年3月28日石狩市指定有形文化財【建造物】)
  • 割烹金大亭
  • 古潭神社御神輿
  • 厚田神社船絵馬
  • 石狩八幡神社鳥居
  • 石狩弁天社狛犬
  • 旧白鳥番屋(石狩市はまます郷土資料館)(1981年12月9日石狩市指定有形文化財【建造物】)
  • 浜益沖揚げ音頭

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カムイと共に生きる上川アイヌ〜大雪山のふところに伝承される神々の世界〜

【ストーリーの概要】

美しく厳しい大雪山のふところに、カムイ~神~を見出し共に生きた“上川アイヌ”。彼らは激流迸る奇岩の渓谷に魔神と英雄神の戦いの伝説を残し、神々への祈りの場として崇めた上川アイヌの聖地には、クマ笹で葺かれた家などによりコタンを形成し祈りを捧げ続ける。上川アイヌは「川は山へ溯る生き物」と考え、最上流の大雪山を最も神々の国に近く、自然の恵みをもたらす、カムイミンタラ~神々の遊ぶ庭~として崇拝してきた。神々と共に生き、伝承してきた上川アイヌの文化は、この大地に今も息づいている。

市町村名

上川町、旭川市、富良野市、愛別町、上士幌町、上富良野町、鹿追町、士幌町、新得町、当麻町、東川町、比布町

認定日
2018年5月24日
タイプ
シリアル型
構成文化財
カムイと共に生きる~上川アイヌ
旭川市
  • アイヌ古式舞踏(1984年01月21日国指定重要無形民族文化財)
神の里”カムイコタン”
旭川市
  • 神居古潭 ~魔神と英雄神の激闘~
  • 神居古潭おう穴鮮 ニッネカムイ・オ・ラオシマ・イ ~魔神の足跡~(1966年7月25日旭川市指定記念物)
  • 魔神の胴体ニッネカムイ・ネトパ・ケ
  • 魔神の頭ニッネカムイ・サパ
  • カムイノミ
旭川市、比布町、当麻町、愛別町、上川町
  • 石狩川
旭川市
  • 嵐山 ~チノミシリ~
  • チカプニ
  • チノミシリカムイノミ
旭川市(一部上川町)
  • チセ(家)、プ(貯蔵庫)、ヌササン(祭壇)、アシンル(男性用トイレ) メノコル(女性用トイレ)
神々の遊ぶ庭“カムイミンタラ”大雪山
富良野市、上富良野町、上士幌町、上川町、鹿追町、士幌町、新得町、東川町
  • 大雪山 ~カムイミンタラ~(1934年12月4日国指定国立公園 1977年03月15日国指定特別天然記念物)
東川町
  • 旭岳
  • 羽衣の滝(1951年9月6日北海道指定文化財)
  • 天人峡
上川町
  • 層雲峡
  • 銀河・流星の滝
  • 黒岳
  • 大雪高原沼
  • 大函
富良野市
  • 原始ヶ原
上富良野町、新得町
  • 十勝岳
鹿追町、上士幌町
  • 然別湖(ミヤベイワナの生息地)(1968年12月18日北海道指定天然記念物)
上士幌町
  • 三国峠の大樹海
新得町
  • 五色ケ原
士幌町
  • ヌプカの里
富良野市、上富良野町、上士幌町、上川町、鹿追町、士幌町、新得町、東川町、
  • 高山植物 ~コマクサ等~
上士幌町、上川町、鹿追町、新得町、東川町
  • 高山蝶 (ウスバキチョウ ・アサヒヒョウモン ・ダイセツタカネヒカゲ ・カラフトルリシジミ)
東川町
  • ヌプリコロカムイノミ
上川町
  • フクロウ神事
カムイと共に生きる人々の営み
旭川市
  • 偉大なる祖先を讃える儀式 総乙名クーチンコロ 、松井梅太郎
旭川市、上川町
  • 木彫技術 (木彫り熊)
旭川市
  • 上川アイヌに関する資料一式 (川村カ子トアイヌ記念館)
  • 上川アイヌに関する 資料一式 (旭川市博物館)
比布町
  • 突哨山 突哨山チャシ
  • 獄に通ずる穴 アフン・ル・パル洞穴
愛別町
  • 石垣山 (サン山の神、アイヌの古戦場)
旭川市
  • 立岩 ・人喰い刀岩
  • 水神龍王神社

本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命「炭鉄港」~

【ストーリーの概要】

明治の初めに命名された広大無辺の大地「北海道」。その美しくも厳しい自然の中で、「石炭」・「鉄鋼」・「港湾」とそれらを繫ぐ「鉄道」を舞台に繰り広げられた北の産業革命「炭鉄港」は、北海道の発展に大きく貢献してきました。当時の繁栄の足跡は、空知の炭鉱遺産、室蘭の工場景観、小樽の港湾そして各地の鉄道施設など、見る者を圧倒する本物の産業景観として今でも数多く残っています。100㎞圏内に位置するこの3地域を原動力として、北海道の人口は約100年で100倍になりました。その急成長と衰退、そして新たなチャレンジを描くダイナミックな物語は、これまでにない北海道の新しい魅力として、訪れる人に深い感慨と新たな価値観をもたらします。

市町村名
北海道赤平市、小樽市、室蘭市、夕張市、岩見沢市、美唄市、芦別市、三笠市、栗山町、月形町、沼田町、安平町
認定日
2019年5月20日
タイプ
シリアル型
構成文化財
赤平市
  • 空知川露頭炭層
  • 北炭赤間炭鉱ズリ山
  • 住友赤平炭鉱立坑櫓・周辺施設
小樽市
  • 小樽港北防波堤
  • 北炭ローダー基礎
  • 色内銀行街(旧三井物産及び旧三菱商事小樽支店)
  • 手宮線跡及び附属施設(一部国重要文化財ほか)
  • 旧手宮鉄道施設(機関車庫三号)(国重要文化財)
  • 小樽中央市場
室蘭市
  • 旧火力発電所(日本製鋼所)
  • 恵比寿・大黒天像
  • 瑞泉閣
  • 日本製鋼所室蘭製作所製造 複葉機エンジン「室0号」(室蘭市有形文化財)
  • 工場景観と企業城下町のまちなみ
  • 旧三菱合資会社室蘭出張所
  • 旧北炭室蘭海員倶楽部
  • 室蘭市旧室蘭駅舎(国有形文化財【建造物】)
夕張市
  • 夕張の石炭大露頭「夕張24尺層」(道天然記念物【地質鉱物】)
  • 旧北炭夕張炭鉱天竜坑(国有形文化財【建造物】)
  • 旧北炭鹿ノ谷倶楽部(夕張鹿鳴館)(国有形文化財【建造物】ほか )
  • 旧北炭滝ノ上水力発電所
  • 旧北炭夕張炭鉱模擬坑道(夕張市石炭博物館)(国有形文化財【建造物】)
  • 旧北炭清水沢水力発電所
  • 採炭救国坑夫の像(市有形文化財【工芸品】)
岩見沢市
  • 炭鉱の記憶マネジメントセンター石蔵
  • 旧北海道炭礦鉄道岩見沢工場(岩見沢レールセンター)(近代化産業遺産)
  • 朝日駅舎
  • 岩見沢操車場跡
美唄市
  • 三菱美唄炭鉱竪坑櫓(近代化産業遺産)
  • 人民裁判の絵
  • 旧栄小学校(安田侃彫刻美術館アルテピアッツア美唄)
  • 美唄鉄道東明駅舎 4110形式十輪連結タンク機関車2号(美唄市有形文化財)
芦別市
  • 旧頼城小学校(星槎大学)校舎及び体育館(国有形文化財【建造物】)
  • 旧三井芦別鉄道炭山川橋梁(国有形文化財【建造物】)
三笠市
  • 北炭幌内炭鉱音羽坑
  • 幌内変電所(近代化産業遺産)
  • 北炭幾春別炭鉱錦立坑櫓(近代化産業遺産ほか)
  • 北炭新幌内砿坑口
  • 三笠市役所庁舎
  • 住友奔別炭鉱立坑櫓・周辺施設
  • 唐松駅舎
栗山町
  • 小林酒造建造物群(国有形文化財【建造物】)
沼田町
  • クラウス15号蒸気機関車(沼田町有形文化財)
月形町/三笠市
  • 樺戸集治監本庁舎(月形樺戸博物館)/空知集治監典獄官舎レンガ煙突(町有形文化財【建造物】/市有形文化財 )
安平町
  • 蒸気機関車 D51 320号機(安平町有形文化財【工芸品】)

「鮭の聖地」の物語~根室海峡一万年の道程~

【ストーリーの概要】

北海道最東の海、根室海峡。この地では遥か一万年の昔から、絶えず人々の暮らしが続いてきました。その支えとなったのは、大地と海とを往来し、あらゆる生命の糧となった鮭です。毎年秋に繰り返される鮭の遡上という自然の摂理の下、当地では人と自然、文化と文化の共生と衝突が起こり、数々の物語と共に、海路、陸路、鉄路、道路という、根室海峡に続く「道」が生まれます。一万年に及ぶ時の流れの中で、鮭に笑い、鮭に泣いた根室海峡沿岸。ここはいまも、人と自然、あらゆるものが鮭とつながる「鮭の聖地」です。

市町村名
標津町、根室市、別海町、羅臼町
認定日
2020年6月19日
タイプ
シリアル型
構成文化財
標津町
  • 標津遺跡群伊茶仁カリカリウス遺跡(1976年06月21日国指定史跡)
  • タブ山チャシ跡(標津町指定史跡)
  • 標津神社とその奉納品
  • 会津藩士の墓(標津町指定有形文化財【墓碑】)
  • 海辺の牛舎跡
  • 標津線関連資産群(標津町指定史跡)
根室市
  • 根室半島のオホーツク文化出土品
  • 根室半島チャシ跡群(1983年04月26日国指定史跡)
  • 西月ヶ岡遺跡(1976年08月28日国指定史跡)
  • 金刀比羅神社
  • 俄羅斯舩之圖及びワシレイラフロウ之圖(1993年6月29日根室市指定有形文化財【古文書】)
  • 碓氷勝三郎商店の酒蔵
  • 根室海峡沿岸の缶詰ラベル
  • 珸瑤瑁獅子神楽(1969年1月9日根室市指定無形民俗文化財【民俗芸能】)
  • 根室の昆布漁
別海町
  • 野付通行屋跡遺跡
  • 加賀家文書(1999年4月8日別海町指定有形文化財【古文書】)
  • 旧開拓使別海缶詰所(2013年2月4日別海町登録歴史文化遺産【建造物】)
  • 野付湾の打瀬網漁
  • 旧奥行臼駅逓所(2011年9月21日国指定史跡)
  • 旧別海村村営軌道風蓮線奥行臼停留所(1997年5月19日別海町指定有形文化財【建造物】)
  • 標津線関連資産群(別海町指定有形文化財【建造物】)
  • 根釧パイロットファーム関連文化財群
羅臼町
  • 松法川北岸遺跡出土品(2015年09月04日国指定重要文化財【考古資料】)
  • タチニウス北岸チャシ跡
標津町・別海町
  • 野付半島
  • 根釧台地の酪農建造物群
  • 根釧台地の格子状防風林
標津町・根室市・別海町・羅臼町
  • 根室海峡沿岸の鮭・鱒遡上河川
  • 鮭とばを干す風景
  • 山漬の製法
  • 鮭飯寿司の文化

候補地域

令和3年7月16日に「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽~「民の力」で創られ蘇った北の商都」が日本遺産の候補地域に認定されました。「日本遺産(Japan Heritage)」候補地域として認定されると、3年間、地域の活性化や観光振興の土台作り等の事業を実施し、3年後に行われる総括評価の結果が良ければ、日本遺産に認定される可能性があります。

北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽~「民の力」で創られ蘇った北の商都~

【ストーリーの概要】

かつて小林多喜二は,明治以降に、港と鉄道の大動脈により発展していく小樽を北海道の『心臓』と表しました。北日本随一の商都に発展した小樽は、未来を夢見た人々や財を成した資本家の「民の力」でまちをつくりあげてきました。
高度経済成長期に衰退する小樽に、荒廃した運河を埋め立てて道路にする計画がつくられます。失われていく「まちの記憶」を守るために新たに動き出す「民の力」。「小樽運河保存運動」を契機に歴史的遺産をまちづくり観光に活用・再生につなげ、日本のまちづくり運動の先駆けとなった小樽市民の物語です。 

日本遺産の日

この記事を読んでくれた方の中に日本遺産があることを知っていた方はどのくらいいるでしょうか?まだまだ認知度の低い日本遺産ですが、文化庁は2月13日を「に(2)ほんい(1)さん(3)の日」とし、日本遺産の理解と関心を高めるとともに、各地域における取り組みのより一層の充実を図っています。

 

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